「こちら、大天使リオ・フィナンシエ様、
そしてこちらは、サエラ・デセール様です」


サラに紹介され気づいた。いつの間にか、私と匡も本来の姿になっている。


「処分なら、私1人に。ことの発端は私だし、この2人は生徒に正体もバレてない」


えっ…?


「処分はしませんよ。それに、あなた達3人が、人間でないことは、初めから分かっていましたから」


「どうしてですか?」

私は驚いて尋ねた。