「もしかしたら、と思ったんだ。お前を魔界に連れて行けば、この世界にも光が差すのでわないか、とな」


あぁ、魔王は

“神の娘”

だからサラを狙ったのでわないのか…。

本気でサラに惹かれていたのか…。


「私はそんないい子じゃない。

でも、

この剣は人の闇を切る為のもの。

貴方が望むなら、私はこの剣で貴方を貫く」

サラは、剣を魔王の心臓に突きつけた。


「まて、最後に言わせてくれ」


サラは剣を持つ力を緩めた。


「アテナ・デセール…、



愛してる」