ありがとう。そしてさようなら

『嘘だよ。そんなわけないじゃん』

そう言ったって

無かったことには出来ないし

私の手にかかる雫が

嘘じゃないって訴えていた。

『ごめんね、変なこと言って』

『いや…』

『もう、大丈夫だから』

『え…』

『もう…君を困らすようなこと…したくないから』

私の顔はひきつっていないだろうか。

今だけでいい

笑顔でいて、私の顔。