あのキス事件(?)から私は変態男と一切口を聞かず無視し続けてきた。


なのに変態男は飽きることなく私にまとわりついてくる。



そう……今日も、


「百合ちゃ~んっ!!愛してるぅ~♪」


ギュッ


「………」


離れろ変態男!!って叫びたい気持ちを抑えて今日も無視を決めこむ。


「えぇ~!今日も無視かよ~」


なんてうなだれてる変態。

さっさと離れろ!!そして消えろ!!

なんて思っていると変態が


「あ、やっべ…次、体育だった。じゃあね百合ちゃん」


と言って走り去っていった。


何かちょっと寂しいかも…何て思って下を見ると携帯が落ちていた。


これ誰のだろ?

そう思って中を見たとき待ち受けを見て固まってしまった。


そしてその持ち主であろう人のところに授業が終わってから届けに来た。


「ねぇ、盗撮が犯罪って知ってる?」


そう黒い笑みを浮かべ変態男に携帯を差し出す。

なのに変態男は私の質問を無視して飛びついてきた。


「やっべ~っ!!百合ちゃんから俺に会いに来てくれたっ!!」


なんて言って喜んでる変態を見てコイツ重症だ……と思った。


だけど、変態男が喜んでる姿が嬉しいと思ってしまった私は……


――――もっと重症なのかもしれない。