「プリンセス、そのご様子を伺 うかぎり、思い当たる人がいら っしゃるようですね」 「……うん。 私にとって大切な人は、私を支 えてくれる皆。 皆の事を考えると、心がフワッ と温かくなる」 実は部屋の外でそっと聞き耳を たてていたチューターのスーザ ンは、今のアリシアの言葉を聞 いた瞬間感動のあまり涙を流し た。 「"好き"というのは、そういう ことなのですよ、プリンセス」 そんなことに気づくわけもなく、 キャロルは続けた。