横山の気持ちが全くわからない。


なぜ、あんな鋭い瞳であたしを見ていたのか…。


もしかして…。


横山はあたしの事?


ってそんな事は絶対ないない!


ブンブンと首を振る。


だって、あいつはあたしを脅してまで身体の関係を求める酷いヤツ。


ホテルの地下にあるラウンジで一人、そんな事を考えていた。


カクテルのグラスに口を付けた時……。