「おはようございます。」 あたしはいつもの時間に出社した。 昨日、バーには行っていない。 あたしの斜め前のデスクには既に横山が出社していた。 目線を感じるも、あたしは無視を貫き通す。 デスクに向かいパソコンを開くとまた“新着メール”の文字。 差し出し人は、見なくてもわかっていた。 きっと横山…。 そして、メールを開いたあたし。