「朱莉…俺…。」 「ん?」 横山は何かを言いたげな表情を浮かべた。 「いや…。後でいいや。」 それだけを言った横山は居酒屋にあたしを引っ張り込んだ。 なにが言いたかったんだろ? 意味深な横山の言葉を気にしつつあたしは送別会を堪能した。 また泣いている課長…。 そして、あたしの隣りには、横山。