「本社に行ける社員は優秀なんだぞ!!」


泣いているあたしのほっぺをクニュって摘む。


そんなの言われなくてもわかってよ…。


けどね、自分の仕事を認めて貰えた事よりも…。


横山と離れるのが怖いの。


この半年は横山に色々と支えられて、助けてもらって…。


「寂しいけど、俺も頑張って本社への転勤、目指すから!」


あたしを命一杯、励ます横山が健気で仕方なかった。