「外出よう?」 ゆっくりと体を離した横山はあたしに微笑んだ。 「…うん。」 促されるままあたしは車から出ると…。 そこは、初めて出会ったあの日に来た夜景が広がっていた。 「あれから来てなかったから。もう一度、朱莉と来たくてさぁ!」 綺麗…。 あたしの涙は止どまる事を知らない。 綺麗な夜景も涙で滲んで台無しだ…。