そして、着いたのは横山の車。 「乗って!」 助手席に無理矢理、押し込められる。 いつもより強引な横山に戸惑うばかり。 「どこへ?」 「良いから!」 ゆっくり車が動く…。 いつもの洋楽に、何も変わらない車内。 この助手席はあたし専用で…。 色んな思い出が蘇る。 隣りの横山の姿がなぜか滲んでいた。