ゆっくりと離れていく横山の顔。 恥ずかしさやの余り、横山から目を逸らす。 あたしの顎を持ち、上へと向かされる。 「用意出来たら行くから。」 横山の優しい声があたしの鼓膜に響く。 「う、うん…。」 やっぱり横山には年下の様に扱われる。 あたしは上司だっての!! 何かいつも調子狂っちゃうよ…。 でも、そんな横山の態度、嫌いじゃないの…。