いつもの分かれ道。 初めて 私と航が キスした場所。 恥ずかしくなって 私が走って逃げた場所。 航は ただならぬ気配を感じたらしく いつもなら 『ばいばいっ!』 と言って別れるのに その場に立ったままだ。 『航…………、 あのね』