さよならのラブレター

「俺はゆいと一生一緒にいたい
ゆいを幸せにしたいし
ゆいと一緒にいれたら俺も幸せ」

そして一瞬の沈黙のあとのぶちゃんが言った

「北村唯さん」


「はい」


「俺と結婚してください」


「えっ?」


ビックリした
それと反対に嬉しさが合わさって涙が流れた

「ゆい?」


「私でいいの?」


「お前がいいの」


私は泣きながら笑った

「こんな私で良ければよろしくお願いします」

のぶちゃんはいきなり立ち上がって
子供のように「ヤッター」とはしゃいだ

私はそれを見て笑った

そして私の腕を引っ張って強く強く優しく抱きしめてくれた

「絶対幸せにする
唯、愛してるよ…」

この日は人生で一番幸せで特別な誕生日になった