それは、法要の後の会食での席だった。


叔父さんが、急にこの話を持ち出した。


……なんで今更…。


「どうしてですか?」


引きつる笑顔を必死で押さえながら、にこやかで叔父さんに聞いた。



「お前達二人じゃ大変だと思うんだ。

お前達二人一緒ってわけにはいかないが、俺の兄貴ん家でも一方を預かってもらう。」