二人きりの空間。 お互いの唾を飲む音でさえ聞こえてくる。 母さん達がいなくなってから、まだ二人きりに慣れてないのに…、 こんなに接近したら理性飛びそうだ。 「…なんでお兄ちゃん抵抗しなかったの?」 「え?」 どういう意味?って思っている俺に、雛は「だって」と繋げる。 「運動神経いいお兄ちゃんならすぐ避けれたでしょ? なのにあんなに一方的に殴られるなんて……おかしいもん」