「わたしはずっと拓哉が好きだった。」
向かい合う形のファミレスのテーブルで、あたしは皐月と話をしていた。
あたしと皐月の二人だけ。
「ずっと好きなのに…
ずっとずっと……
好きなのに…!!
拓哉はあたしを見てくれない!!」
瞳に涙をためながら、
あたしをキツく睨んでいる皐月。
「全部あんたのせいよ!!
あんたが急に出て来たせいで拓哉は全くわたしを見てくれなくなった!!」
「…あたしのせいにしないでよ」
全てをあたしのせいにして、なすり付けてくる皐月…。
昔はこんな人じゃなかったのにね。
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