「雛、また明日な!!」 「うん。ばいばい」 放課後、あたしは拓哉と一緒に過ごした。 拓哉とプリクラ撮ったり、服を見たりした。 普通のカップル。 普通のデート。 ずっと夢見ていたこと。 なのに、この気持ちはなに? 全然嬉しくない。 ドキドキしない。 楽しくない。 どうして…? ドキドキの気持ちを知ってしまったあたしの心臓は、まったくときめかなくなってしまった。 「ただいま」 返事はない。 だって普通の兄妹は、そこまで仲良くないでしょ? 出迎える兄妹なんて、よほど仲が良い。