あたしは勝手だ。 あたしから別れを切り出したのに、陸が拒否しなかったのが悲しい。 「……彼氏と別れただけだよ」 「え?」 何となく拓哉に話した。 相談相手がほしかったのかもしれない。 「何で別れたんだ?」 「……付き合っちゃいけない人だったから… 気持ち分かんなくなっちゃった…」 あんなにも熱かった想いが、今はもうこんなにも冷めきってる。 熱かった想いを、冷たい氷の殻で閉じこめたみたいに。 「……なら俺と付き合う?」