リビングのソファに腰掛けて一息ついた。 突然、体が温かいものに包まれる。 「……陸?」 温かい陸に体を預け、幸せに浸った。 「……今日、なんで元気なかったの?」 「……別に…、なんでもないよ?」 「嘘」 なんの疑いもなく陸は言う。 「……雛、俺と手繋いでるとき周りばっか見てた。 …そんなに手繋ぎたくなかった?」 ……あ。 それ、あたしがバレないか不安だったから……。 「…違うの。 陸が嫌だったんじゃない。 …ただバレないか不安で」