スーツを着た王子様




「…離ッしてください……ッ」




そんな真崎桃の悲し気な声が聞こえた途端、


俺はもう2人の元へ向かっていた。



「結城さんッ!」

俺を見た真崎桃の顔は一瞬にして安堵の表情へ変わる。

そんな顔されたら、

男は期待しちまうぞ?



しかも俺は俺で、

「こいつ、俺のもんだから。」

とか言っちゃってるし。汗



極力、喧嘩は避けたいので

ちょっと脅したら
案外男はすぐ逃げて行った。