スーツを着た王子様




『もしもーし!桃〜??』


「景ちゃん!」


受話器の向こうの相手は、やたらハイテンションの景ちゃんだった。


「どうしたの??」


『ん?今からお祭り〜♪』


もう会場にいるのかな。
話し声と共にガヤガヤとした雑音が入る。


「いいなぁ。
稜ちゃんもいる?」


『うん、稜多と一緒!

桃は?まだ来ないの?』