スーツを着た王子様




へ?…誰?

創平さんでも、凌ちゃんでもない男の人の声。


私はゆっくり後ろを振り向いた。

そこには、初めて見る男の人。




…誰だろう。
人の顔を覚えるのがかなり苦手な私。


見たことがある気は…しないや。



「いきなりごめん。
…ちょっと…今大丈夫?」


「あ、は、はい。」


「ちょっと移動しよっか。」


そう言って、校門を出た。



私はその後ろに着いて行く。