「ふぇッ…!」 誰もいない家。 ひとり部屋にうずくまって泣いてたら、いつの間にか深い眠りに落ちていた。 「…─も!」 ん〜…? 創…平さん? 「もも!」 パチッ! 「やっと起きたか。」 目を開けた先には、 創平さんじゃなくてたっくん。 はぁ。 私は小さくため息をついた。 「なんだよ、朝からため息なんて。」 「べつに〜?」 「ほら!学校遅れるぞ。」 「はぁ〜い。」