スーツを着た王子様





「んで、お兄さんの名前なに?」


「建斗!」


「えッ…。」


たっくんの名前を聞いた途端、創平さんの動きが止まる。


「創平さん…?」


「真崎…建斗?」


「…?うん。」


「…へぇ……まさかな。」


「ん?
何て言ったの〜?」


「え!?
いや、なんでもねぇよ。

てゆうかいつまでこうしてる気?」


…?



あ!

創平さんに抱きついた私は、気付いたら創平さんの膝の上に座っていた。



「ごめんなさい!

どけます!今すぐに!」



慌てて膝の上から下りようとする私の腕を掴む大きな手。



「いいじゃねぇか、このままで。」

「…ッん!」



降って来るのは創平さんの甘いキス…。