スーツを着た王子様




あいつ、どこにいんだよ。


そう思って振り返った先に、

見つけた。



桃はソファーの上に体育座りで丸くなっていた。

俺には気付いてないみたい。



俺は声を掛けようとして…


やめた。






だって…



あまりにも、桃の横顔が辛そうだったから…






俺はそっと近寄って…





後ろからぎゅっと抱き締めた。