でも、 いざショッピングモールに着くと どこか浮かない顔の桃。 なんだ? やっぱり嫌だったか? ふと、桃と目が合う。 桃はちょっと寂し気な瞳で、 ぼー…っと、見つめてくる。 なんか…色っぽい。 手を出してしまいそうになった俺は、 「なぁに見てんだよ。 置いてくぞ。」 と言って先に歩き出す。