スーツを着た王子様



景ちゃんの言葉を思い出して

一気に顔が熱くなる。


結城さんを変に意識してしまう。


段々と近づく家。

お泊まりなんて恥ずかしいのに、


結城さんと
離れたくないって思ってしまう。


「…桃?」


「…あ、はい!なに?」


結城さんの声で我に帰る。



「大丈夫?

ぼーっとして。疲れたのかもなー。」


「あ、うん。大丈夫…。」


だめだぁ〜…

結城さんの顔見れないよぉ…




「着いたよ。ここ?」



目の前には見慣れた我が家。

帰ってきちゃった。



…ちょっと寂しいな…。