ある朝…目覚ましの音に起こされた…


まだ寝ぼけ眼で布団から出られない…


ぼーっと天井を眺める俺…


ほんのり涙がにじみ出た…


昨日の晩の出来事が走馬灯の様に頭の中で甦る…


あの子とのやり取り…


感謝を伝えるつもりがなぜか罵声を浴びせてしまった…


意地を張る俺は…なんて間抜けな姿だったんだろう?


涙を瞳いっぱいに溢れてたあの子…


俺は…その顔を見たら何も言えず…その場を去った…


あの子は俺にいつも優しさをくれた…

ソレが俺にはお節介だと感じた…


感謝も出来ずにただ意地を張る俺は…しばらく天井を眺めた…