「ふぅ〜ん。そーなんだ」

山本さんは、見かけは結構イカツいヤクザ。だけど、中身はとても優しくて…黙ってあたしの話を聞いてくれた。

「だから…助けてほしいんですっ!!!今日もカッターで足切られて。もう限界なんです!復讐したいんですっ!!!」


「いいよ。んで、オレは何をすればいーの??」



何?って…。具体的にどうやって復讐したいのか、あたしにも分からない。


「…何でも、何でも良いんですっ!復讐さえ出来れば…っ」


話しているうちに、涙が溢れてきた。