ヤンキーと俺と恋と

時は進み放課後。



俺は今や定番となった体育館裏に、冴島と二人でいた。


そして現在、ML同好会の初活動の真っ最中であった。



「──でよー、やっぱ告白の仕方が重要だと思うんだよな!そこんとこどう思うよ歩人!?」



冴島は気持ち悪いくらいウキウキとしている。


停学がとけ、晴れて堂々と登校できるようになり、学校内でも愛美の姿が見れる事が嬉しいらしい。


つい先日フラれた事など頭の片隅にも残ってないだろう。



「なぁにボケッとしてんだよっ!」



ゴツンッ!


「いってぇぇー!!」

「今は大事な作戦会議中だ!私語厳禁だぞ!」


…喋ってねぇし。

その言葉使ってみたかっただけだろコイツ。