「ま、毎日…?」
聞き間違いだと信じ、冴島に問いかける。
「毎日だ!こういうのは継続が大切なんだ!言うだろ?“継続は力持ち”って」
「……」
俺の小さな希望はあっさりと打ち砕かれる。もう突っ込む気力もわかなかった。
「そしてやはりクラブを設立するにあたり必要となるのは、そのクラブの名前だ。俺達のファンクラブの名前!」
…もうなんでもいいよ…。
「奴らは何て名前のファンクラブだった?」
「…確かI LOVE 愛美ちゃんがどうとか…」
「ハッ!センスがまるで感じられねぇ。じゃあ俺らは…」
完全にやる気のない俺をよそに、冴島は唸り出す。

