「隊長…昨日の話、聞きましたか?あの学校一のワル、冴島龍平が、我らが愛美ちゃんに告白したという話を…」
4号と呼ばれた男がそう言うと、集まっている奴らが皆ざわついた。
横で冴島がピクリと反応する。
「…あぁ、もちろんだ。それがどうしたのかね?」
「もしかしたら…またアイツが現れる、という危険性があるのでは…?」
「フフフ…4号よ。その心配は無用である」
「え!?な、なぜですか?」
「なぜならば…ヤツは昨日、完全にフラれていたからである。あれだけ大勢の人間が見ている中で告白しフラれては、さすがの冴島でもしばらくは立ち直れまい!ハハハハ!!」
「な、なるほど!それもそうですね!あははは!」

