「…歩人がなんとなく、冴島くんとつるんでる気がしたの。変な格好して、そこに冴島くんがタイミングよく来たり…」
最初の作戦の時か…やっぱり、怪しすぎたよな…
「あの時は葉くんがうまく誤魔化してあやふやになったけど…それからおかしな事が増えて…更衣室の時にはっきりした……」
言葉が小さくなっていく愛美。
…運動場で愛美に見られた時、終わった…という感覚に襲われたのを覚えている。
「…もう、今まで考えて来てた事がよくわからなくなったの。あたしの歩人への気持ちが、冴島くんのあたしへの気持ちが…ごっちゃになって…何も考えられなくなった」
その時の俺は愛美をイトコとして見てて、一人の"女の子"としては、見ていなかった。

