ヤンキーと俺と恋と



近場の公園には夏休み初日から子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。

俺たちの家から最寄りの公園は割と敷地面積が広く、その分利用者も多い。

そんな中、人気の薄い隅っこにあるベンチへ、俺と愛美は座った。

遠くで子供たちの笑い声が聞こえる。内心では一緒に笑い声を上げたい自分を押し殺していた。

…二人とも黙ったまま。

早く話してくれ!てゆーかこれは俺から話すべきなのか?
わからん!さっぱりわからん!



「…なんで制服なの?」



悶々としてると、愛美が口火を切った。



「…あ、あぁコレ?コレは昨日で授業終わったのに、今日の朝すっかり忘れてて制服着ちゃったワケよ!いやークセって恐いね!」