…いやいやまてまて!まだ成功したと決まったわけじゃないんだ!
でも…断るつもりならそもそも家に訪ねてこないだろ!
これは…期待してもいいんじゃないですか!?
足が震える。何もやる気が起きなかった数分前が嘘のように、今の俺の心拍数は期待によって大きく上げられていた。
「…ここじゃなんだし、ちょっと近くの公園行こ。大丈夫?」
…あら。まぁここじゃ雰囲気でねぇよな。
「だっ大丈夫大丈夫!じゃ、行こう!」
俺は待ち切れなさを隠すこともせず、愛美を押し出すように外に出た。
快晴の青空が、祝福してくれているように感じた。
…だが、こんなウキウキ気分でいられるのも今だけということに、この時の俺は気付く筈もなかったのだ…。

