…いや、それは俺か。足が震えているが自分でもわかる。
それで気付いた。
…自分の中で芽生えた気持ちを、うまく言葉に現せられる自信が、まるでない──
──…いや、別にいいだろ。
勢いで、まっすぐに…
俺が抱いた感情…その結論だけを…
愛美に…
「…あの、この気持ちに気付いたのは、最近になってから、なんだ…」
ゆっくりと、口から言葉を吐き出す。
「……」
愛美は黙ったまま。
「…抗争があって、その後に俺と龍が職員室に呼ばれた時、愛美…来てくれたよな」
その時の事は鮮明に思い出せる。
自分で話してて、ハッキリした。
違和感は、愛美が来てくれてから感じ始めたんだ。

