ヤンキーと俺と恋と



…安堵感が広がる。
確かに顔面に殴られた痕が残ってる奴が告白ってのは、なんか締まらない。

寸前でも、思い直してくれて助かった。命拾いした。



「はぁ…ビビった…」

「じゃあ、気ぃつけていけよ」



いつもいつも拳で殴られてばっかりだったけど、変わったんだな…

愛美を諦めてくれた龍に…殴るのを思い止まった龍に、成長を感じ、込み上げるものを抑えて手を振った。



「あぁ、んじゃあ、またな!」



そう言って体の向きを変えて屋上の出入口に向かう。



「あ、ちょっと」



後ろで龍の声がした。



「ん?」


パァン!!


「ブッ!!?」