前言撤回!こいつが素直に諦めるはずなかった! 「えっ?ちょ…待って!心の準備が…」 「いくぞ~目ぇ閉じろ~」 龍は聞く耳持たず、腕を振りかぶる。 「待っっ…!!」 咄嗟の事にビビるだけ。衝撃に対する打開策は何も思い浮かばないまま、固く目を瞑った。 …数秒、過ぎた。 しかし、拳が飛んで来ない。 俺が恐る恐る目を開けると、龍は俺の前で拳を解いていた。 「…やっぱ無理だわ。これから告ろうって奴を殴んのは」