ヤンキーと俺と恋と



…それを考えると、龍が認めてくれた事に対して、感謝の意が──



「──ちょっと待て」



…ん?



「最後に一発、殴らせろ」



湧き上がっていた感謝の気持ちが急停止する。

え…えっ、何言ってるのこの人?



「えぇっ!?」

「いいだろ?俺も愛美ちゃんが本当に好きだ。それを諦めさせるんだから、殴られるくらい軽いもんだろ」



右肩の関節をポキポキ鳴らし、戦闘態勢を整える龍。