「っうわぁぁぁぁ!!!」
「なっ、何!?」
俺はガバッとベッドから起き上がった。
…あぁよかった。夢か。
……ん?
俺はここで聞こえるはずのない声がしたのに気付き、あたりを見回す。
「っうわぁぁぁぁ!!!」
「だからなに!?」
「なに?じゃねぇよ!なんでお前がここにいるんだ!」
その声の主は愛美だった。愛美のせいで俺はばっちり目が冴えた。
「…起こしにきてあげたの!どうせ昨日起きれたのはたまたまだったと思うし」
「……」
「あ、紗代にはちゃんと了解とってあるし大丈夫だよ」
「…そーゆー問題じゃねえ」
びし、と手を前に出す。
しかし…まぁ、起きれた事は起きれたんだから、これはこれでよかったのか?

