ヤンキーと俺と恋と




…そんな悩みを抱えてても、授業は刻一刻と進んだ。


時計の針が残酷に思った。

四限目が近付いてくるにつれ、動悸も激しくなってくる。



…が、四限目が終わる頃には爆睡していた。


実は昨日の夜から、龍と愛美の事をずっと考えっぱなしだったので、一睡もしてなかった。


それで肝心の昼休みの前にダウンしてしまったのだ。




「――…人。歩人!起きろって!」



葉の声がうっすら聞こえた。

目を擦りながら体を起こす。

だんだん頭が覚醒してゆく。

そしてはっとした。



「…いっ今何時!?」

「あと十分で授業だ。全く…四限から昼休みにかけて全く起きなかったぜ?いくらもうちょいで夏休みだからっつっても~…」



しまった寝すぎた!告白はどうなった?

葉の言葉を無視して立ち上がる。
そして教室の出入り口まで足早に歩く。



「お、おいっ!どうしたんだよ?」

「ちょっと龍に会ってくる!」