ヤンキーと俺と恋と




「俺は昔っからあそこには世話んなってんだ。中学ん時はよく補導されてた。それで、いつの間にか仲良くなっちまったんだ。秋山さんだけじゃねぇぜ。他の警官とも結構仲良いんだよ。それで呼び捨てな訳だ」



龍が照れたように笑いながら言った。



──「ずっと一人だった」。そう龍は言った。


…だが今の話を聞いて思った。

そう思っていたのは龍だけじゃないか。

龍の回りにも人がいた。仲良くしてくれる人達が。

"ずっと一人"なんてのは有り得ない。
必ず誰かとどこかで繋がってる。

自分じゃ気付かなくとも、人は誰かとの関わりを、知らず知らずに持ってるものなんだな。


照れ笑いする龍に俺は思っていた。