…しかし
「そんな待てるか!俺はスウィ~~トな夏休みを過ごしたいんだよ!…う~ん、それなら…」
却下された。当然かもしれない。
…それよりも、自分で悩み始めた龍に嫌な予感しかしない。次はどのような宣告を受けるのか…俺にとってはマイナスのイメージしか湧かなかった。
「…よし!明日だ!明日思いきって告白してみる!」
カウントダウンが一気に進んだ。
早い!明日!?
…龍の性格上、早めにしたいのかもしれない。
「やっぱこれまでとは違うってギシギシと伝わってくるぜ…緊張感が違う…!」
…緊張感は俺にもあった。
俺は「ひしひし」と伝わってきたが、その理由はやっぱり愛美が今とは別の状況に…つまりは、龍と一緒になってしまうんじゃないか、という焦燥感だ。
「そーいえばよぉ、昨日の俺と愛美ちゃんだけどな!まず~…」
龍が話し出す。それは恐らく緊張感を誤魔化すために無理矢理話しているのだろうという事がわかった。
龍の気持ちを考える。ずっと告白し続けてきて、ずっと失敗。
だが、今回の告白は今までとは違う。
それが俺もわかるから恐い。
どうせ振られるだろうと今までは思っていた。俺が愛美を好きだと気付く前からあった、安定した"振られ感"。

