ヤンキーと俺と恋と




「今回は成功する確率も上がってんじゃねぇかな、と思うんだ。…なんせ二人でデートしたからな。そん時に色々話した訳よ」



フフフ…と誇らしさに照れが入り混じった声で龍は言う。

一応四人だったが、龍の中では二人っきりのデートのようなものだったのだろう。



「告白するなら、歩人はいつがいいと思う?」



気恥ずかしさがあるが、その中にも前回までとは違い、確かな自信が見てとれるウキウキとした龍の質問。

即答できず、唸る俺。

なんとか告白される事だけは避けたい…。ちらりと龍を見ると、笑顔で俺の返答を待っている。



「…いや、すぐに告白しなくてもいいんじゃないか?夏休みが空けてからでも…」



そういって、俺は告白までの時間を引き伸ばそうとした。恐怖を先伸ばしにしようとしたのだ。

今回は今までと違う、それがわかった俺のとった行動は"逃げる"だった。