ふと、思う。
…それは、龍が停学を食っていなければ、また別の形になっていたかも知れない。
そもそも、この同好会が愛美にバレていなければ…
…そう考えると、同好会を続けていく、という事に疑問が湧いた。
「…実際、もう同好会の存在は愛美にバレた訳じゃん。このまま続けるのってちょっとキビし…」
ボカッ!
「いってぇーー!」
「バカかお前!俺がダメだと思ったらすぐ意見変えるようなイエス・キリストに見えるか?」
…キリストには見えない。あとそれは多分真面目に言ってるんだろうなぁと思った。
なんでもはいはい言う事聞くイエスマンと言いたかったんだろう。
「バレたからって終わらねぇ。この同好会の終わりは、すなわち!俺と愛美ちゃんが付き合えたら、だ!」
龍はそう言いきる。
…じゃあ、これまでのような告白の日々は続く訳か。
俺はため息をついた。だが、そこには確かな安堵感もあった。
これまでの事は、続いてゆくんだ…

