…と言うか、多分これが幼馴染みと言うものなんだろう。
相手がどのように思ってるのかが何となくわかる。俺は以前、愛美がわからない、と思った事があるが、それは違う。
今回、恐らく逆の立場でも俺はわかっていただろう。俺達は簡単には見えない、深い所で繋がっている。
それは偽りない、俺達が一緒に過ごしてきた時間の長さがそれに気付かせてくれる。
俺と愛美は"幼馴染み"。それが改めてわかった。
そして告げた。
「…大丈夫だよ。気にしてくれてサンキューな」
俺がそう言うと同時に、愛美は自分の鞄を探りだした。そして何かを見つけたようで、それを手に取り、俺に差し出してきた。

