二人になると急に静寂が訪れる。
嵐のあとの静けさのように、二人は沈黙していた。
…どうする?どうする?
まずこの気まずさから脱出したい!
でもその方法がわからん!
どうする?どうする?
「──…大丈夫?」
俺が頭の中で葛藤していると、愛美が口を開いた。
「…へ?」
突然で対応出来なかった俺は、間抜けな声を出す。
「…ほら、左手。今日包帯してきてないのはみんなが気にするからって思ってでしょ?ホントは痛いんじゃないの?」
愛美のその言葉に俺は、やっぱり愛美は気付いてたか、と思い微苦笑した。
メニュー