「…じゃああたしこっちだから…」
そこで、ユキが俺達に向かい言った。
「あぁそうなん?」
龍がユキを見て言う。俺も視線がユキに行く。
「今日は楽しかった!また明日ね、みんな!」
ありがと~と手を振り、ユキが離れていく。愛美もユキに手を振っていた。
…思えば、俺が愛美への気持ちに気付いたのは、ユキのおかげかも知れない。一人じゃ気付けなかった。
本人は意識してなくとも、周りに影響が及んでる事がある。
…いい意味で、影響を与えてくれたな、ユキは…。
俺のそんな気持ちに気付いているのかいないのか、ユキはウィンクを残して去っていった。
ユキを見送った後、俺達三人も家路へと向かいだした。

