ヤンキーと俺と恋と




「──…でよー、そこで従業員がさー」



周りに人が全くいなくなり、もう帰らないとヤバいと言うのに、バカは喋り続ける。



「…おい龍。もう誰もいないぞ。後はここ出てから話そう」



周りを見回した後に、俺は龍の話を打ち切って言った。
龍は周りの様子に今気付いたようだ。



「おぉ!そうだな。じゃあ帰るかみんな!」



人気の少なくなった園内。出口へと歩く四人。
カラスが鳴く声が聞こえるようで、哀愁を感じる。と、カエルが鳴くから帰りましょ~と龍が口ずさんだ。



♪ゲロゲロゲロゲログワッグワッグワッ



一気に哀愁が消え去り、頭の中でカエルが大合唱を響かせていると、やがて俺と龍が最初待っていた所まできた。